面接 in Kansas City

この会社との面接は、日本にある会社の人と1時間、アメリカの会社の人と英語で1時間あり、その後面接官と参加者全員で昼食会という流れだった。私はまだ本格的に就活を始めていないので、英語面接と、面接官との食事は今回が初めての経験となる。この食事会がビミョーで、みんな大したことのない話に声を上げて笑いながら、次に何を話すか必死に考えているのがよく分かる。私はもうこういった状況にすっかり慣れてしまったが、やはり終わるとどっと疲れが出る。
日本語での面接はなごやかにスムーズにいったが、多少意識に欠けて、余計な言葉を発していたとオモウ。
そして問題の英語の面接。私は事前に「モックインタビュー」と呼ばれる面接ごっこ(ただの練習)を大学のキャリアセンターでやってみていた。私はこれを利用して、少なくとも自分の不安要素(なんかスラムダンクを思い出すナー)を把握しておきたいと思っていた、、、、がここで意外にもべた褒めされてしまう。
「これもよかったし、あれもよかったし、、、」
私はあまり納得がいかなかったので聞いてみた。「何がだめだった?」

「会社の情報もあったし、経験に関しての例もあったからよかったわよ」

う、、、、ん。そして本番。 最初の2つぐらいの質問までは自分の体験談を踏まえて答えられたが、どんどんと同じような質問だがちょっと言葉を変えたような質問をされる。私はそれに対して質問し返し、彼らの求めるものを明確にしようとした。彼らは、

「さっきの質問と似てるけど、他の例はないかな、、、」

私は1つの質問に対してほとんど1つの例しか用意していなかったため、何度も
「let me think....」と間があいてしまった。
だが、私が出した答えに彼らは「That was a good example!」と言う。
私は本当にそうなのかと疑ってしまう。

今回の教訓は1つの質問に対して、経験例を2〜3個考えておくことだ。モックでは時間が少なかったため1つで満足されたが、本番では全く足りない。そして英語の面接では答え方が明確だった。どんな状況で、自分はどんな役割で、どう解決して、どんな結果が生まれたのか。それはSTAR方式と呼ばれる答え方だが、各々の質問にこれを使って答えられなければならい。今回それを思い知らされた。

1つ思ったのが、以前これも少し私の周りで話題になったが、私の場合、叩かれて伸びる方なのかもしれない。今回のモック&リアルインタビューを通して、子供の頃は分からないが、少なくとも今はそんな気がした。でも結局、今の私は人から褒められても、叩かれても成長しないだろう。自分が納得してできたことに、自ら自分を誉められるときに生まれる感情が、きっと私の次のステップを踏むパワーとなり、成長できるのだと思う。